精神特化型訪問看護事業所の メリットとは?|連載 第1回

1.退職金を元手にフランチャイズ加盟・起業する人が増えている

近年、早期退職制度の運用を始める企業が増え、退職して独立を目指す人、Uターン/Iターンで地元で起業とする人などが増えています。

株や仮想通貨などへの投資からコロナ禍における在宅ワークの拡がりによる「在宅起業」まで、手軽に独立・脱サラ・起業することができる時代となったことから、退職後の選択肢は、大きく広がってきていると言えるでしょう。
中には、実際手元にある(または、退職でこれから手にする)資金から、「この資金を元手に何ができるか」と比較検討されている方もいらっしゃると思います。

今回は、独立・脱サラ・起業の中でも、「創業までの時間やコストを大幅削減でき、軌道に乗るまでの時間が短く、成功確率の高い」と言われる「フランチャイズ」での独立開業について考えたいと思います。

 

2.どのようなフランチャイズ(FC)があるか?

フランチャイズで最もメジャーなのが、「コンビニエンスストア」でしょう。
コンビニの最大の魅力は、私たちの生活の一部として定着していることにあります。
比較的手軽にスタートできる業種ではありますが、立地によって大きく利益が左右され、ある日突然目の前に競合店が現れることも珍しくありません

次に、塾や子供向けの学習教室といった、社会的使命を持って教育分野にチャレンジする方もいます。積極的に広告を出しているブランドに加盟することで、一定の集客が可能となります。
しかし、必ず「卒業・進学」というタイミングがあるため、毎年積極的な営業・広報活動が必要となります
講師に大学生を雇う場合、毎年講師の確保も必要となります。社会的意義が大きい反面、1年の中で生徒の増減も大きく、経営的な労力は大きいでしょう。

その他、ジムや美容・リラクゼーションなどの嗜好分野、パン屋やラーメン店などの飲食店、ハウスクリーニングや訪問マッサージなどの無店舗訪問形式、買取・リサイクルなどの中古業界、コインランドリーなどの無人店舗など、多くの業界・選択肢があります。
慎重に、自身の経験と目的や起業後の安定性を見極め、「立地や広告宣伝の固定費が大きくないか」「顧客が年度や季節で変化しないか」「数年単位で収入は安定するか」「地域に必要とされているか」などを比較検討する必要があります。

 

3.FCの中でも万人にオススメできる「精神科特化型訪問看護事業所」

その中でも、「地域(社会)貢献」「起業資金」「経営の早期安定」「長期的な安定」「業界未経験でも参入できる」などの条件を考えた時に、比較検討が欠かせない業界が「福祉・医療分野」です。

福祉分野の中でも、高齢化社会の中で注目されている高齢者介護(マッサージ、訪問介護、訪問看護、デイサービスなど)が、全国に広がりを見せています。
特に、Uターン/Iターンの場合、地方の空き店舗や空き家を活かせるため、社会貢献性が一層高くなります。

一方で、訪問介護やデイサービスは、手軽に起業できることから、商圏によっては競争が激しく飽和状態にあり、利用者が集まらない・スタッフが集まらないなどの悩みがよく聞かれます。その意味で、ノウハウや成功事例を持つFCを慎重に選び、特色あるサービスを提供する必要があるでしょう。

次に、福祉分野の中で、いま最も話題を集めているのが「精神科特化型訪問看護サービス」です。
訪問看護事業所(いわゆるナースステーション)の中でも、高齢者看護でなく、精神科に特化した訪問看護サービスです。
一般的な訪問看護は、褥瘡(じょくそう)や排痰など、在宅生活を支える医療的ケアが主となります。

一方、精神科特化型訪問看護は、精神疾患を持つ方を対象としており、身体的に特に問題の無い方が多く、年齢層も、20代から60代以上まで様々です。
薬を服用している人も多い為、服薬管理や状態観察、適切なアドバイスなどを行い、再入院せずに、自宅・地域で生活が継続できるよう専門的なサポートを行うものです。

精神科訪問看護の需要は、全国的に大きくなっており、慢性的な不足状態にあります。また、お一人の方に長期的に関わることが多い為、安定して事業を拡大し、長期的に地域に大きく貢献できる事業であると言えます。

 

4.事業収入の安定は利用者様への安心に直結

ひとえに、「コロナ禍においても成長し続けている」という事実が、事業の社会的必要性を端的に言い表していると言えます。

収入は国の事業である「介護保険」「医療保険」であり、適切に運営することで確実な収入が見込めます。

確実な収入を見込める、ということは、利用者の方に長期的かつ安定的にサービスが提供できるということですので、利用者の方にとっても・従業員や経営者にとっても、非常に大きな安心材料です。
安定的な経営基盤を基に、一時的でなく長期的に社会に貢献することができます。

また、初期投資が少なく、早期に経営が安定する開設から6ヶ月が目安)というのも、訪問看護事業所のメリット。
手元資金を最大限活用して、早期に・長期的な安定を目指すことができます。

退職・Uターン・Iターンなどで、FCを検討されている方は、ぜひ精神科特化型訪問看護ステーション「haru style」にお問合せください。

次回は、精神特化型訪問看護事業の「初期投資」「収益性」について、一緒に学びたいと思います!